不安との付き合い方
そもそも私は、不安の強い人間なのだと思います。
だけどそれを、悪いことだとは思っていません。
私の中に居る「不安ちゃん」は私をいつも危険から遠ざけてくれ、安全な場所へと導こうとしてくれているのです。
昨夜、青森県で震度6強の地震がありましたね。
災害が起きると私の中でスイッチが入り、ソワソワ・ピリピリしてしまいます。
完全ワンオペで2人の子どもを育てていたので「子どもたちを守れるのは私しかいない!」とすごく神経質になっていたなごりだと思われます。
関東、東北の人は2011年の東日本大震災で防災意識に目覚めた人が多いのでは。
関西では、皆さん1995年の阪神淡路大震災の時のことを話してくれます。
私は神奈川県横浜市育ちなのですが、小学生の頃は「関東大震災」の話をいやってほど聞かされた思い出があります。うちの上の子は小学5年生まで横浜に居ましたが、奈良へ引っ越してきて初めての学校の防災訓練のあった日、帰って来て「あんな訓練じゃ誰も助からない」と言っていましたw
娘は私よりも防災意識が高いです。
もともと不安の強い私は、結婚した時に「引き戸」の食器棚を選びました。
地震が来たときにも扉が開かず、食器が飛び出してこないから。今使っている食器棚はさらに進化して、引き戸の木製です。ガラスは入っていません。
さらに防災意識が上がったのは、2008年の中国四川の大地震でした。当時夫は中国に単身赴任していて、子どもたちは上が7歳、下が4歳でした。幸い夫のいる場所は何事もありませんでしたが、この時
「大きな地震は日本でも起きる!」と直感的に思ったのです。
「子どもたちを守るために、私はひとりでどうしたら良いんだろう?」と考えました。
絶望的な運動神経のなさで、車の運転は出来ません。当時下の子はおむつは取れていたけど、夜はちょっとあやしかった。もし今日本で大地震が起きて、子どもたちと避難所に行くことになったら…オムツをリュックに入れました。家具が倒れて来ないように突っ張り棒で固定したり、水や食料を備蓄したり、ひとりでゴソゴソと防災対策をしていました。
そして3年後の2011年、東日本大震災が起きました。我が家は震度4強でしたが、地震の被害はゼロでした。まさか放射能汚染なんてことが起きるとは思ってもいませんでしたが。
いざという時に頼りになる人がいない、車の運転が出来ない、子ども2人引き連れてきっと私の両手は塞がっている。私は自分がとても弱い人間だということを知っています。競争や戦いにも勝てない。だったらいざという時のために備えておくしかない。脅威からは逃げるしかない。
だから何もないうちに備えておくのです。お米は真空パックにして備蓄しているし、水もあります。
カセットコンロがあればお鍋でご飯が炊けます。カップラーメンは備蓄には向きません。意外と賞味期限は短いです。食べなれないレトルト等も賞味期限が切れても食べません。それより普段食べている味噌や梅干しや鰹節や海苔や、ご飯のお供があれば、避難所へ行かなくてもしばらくはしのげるはずです。
それから災害時に一番困るのはトイレです。水が止まったらお風呂のお湯でという方もいますがマンションで被災したらトイレの水を流すのは厳禁です。配水管が壊れているかもしれないから。災害用のトイレは必ず買っておいて欲しいです。トイレットペーパーもかなり長持ちするロングタイプを使っています。
津波警報が出るような地震が来るたびに思うのですが、今後引っ越しをするなら、津波が来ない場所、過去に水害が起きていない場所、地盤のしっかりした場所、原発から遠いところを選んで欲しい。
もちろん引っ越せない人、海沿いに住むしかない人もいるでしょう。正解はありません。だけど、出来る範囲で出来ることをして欲しいのです。これだけ災害の多い国だもの「もしもの時」を常に頭に入れておくことは必要だと思います。
漠然とした「不安」は誰しも持っているものです。不安は漠然としているから不安なのです。
どんな未来が怖いのか、不安なのか、具体的にイメージしてみることです。頭の中で「今地震が起きたら倒れて来そうなものはないか?」「電気、ガス、水道が止まった時、具体的に何に困るのか?」「身を寄せる場所はあるか?」「頼れる人はいるか?」シミュレーションして、準備をすることです。家族でよく話し合い、いざという時どう自分の身を守るのか、みんなで考えてみるのです。具体的な行動に移すことで、漠然とした不安は消えていくはずです。
そして恐怖を煽るような投稿は見ないこと。「〇月〇日に大地震が起きる」系の話は信じないこと。ああいうのはたいてい発信者が一番信じ込んでいて一番怖がっているものです。他人の恐怖に引っ張られないように、気をしっかり持ってください。鵜呑みにして拡散したりしないように。
もうどういう訳か、災害のことになると止まらなくなるのでこの辺で。
「明日被災するかもしれない」と想像しながら、備えてくださいね。
月並みですが、備えあれば憂いなしです。








